目を開けて、憂鬱を噛みしめる

 ちょっとの憂鬱を眠って忘れようと、布団に入ったけど、眼をつぶると、きょうのテニススクールでのラリー練習のときのタイミングの合わないストロークの場面ばかりが浮かんできてしまう。

 あっ、振り遅れた。

 今度は、早過ぎ。

 これは、前に出るべきだった。

 あー、もうちょっとボールを待ってなきゃ。

 あっ、 ボールが浮いちゃった。

 また、アウトしちゃった。

 これ、どうやって打ったら、うまく返せるのお。

 もう、限界なのかなあ。

 もう、できることはないのかなあ。

 

 ダメだ、眠れない。