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ぼくのーと

目標は小さく、夢はぼんやり、ひきこもり気味おばさんの日記

切なくて泣く

 月に一度、夢を見て、泣きます。夜、眠ったときに見る夢です。  大好きな人に振られるか、ものすごく優しくされるか、どうしても別れなければならなくなるか、そんな理由で、切なくなります。  大好きな人は、昔の恋人だったり、好きな芸能人だったり、友だちだったり、いろいろです。まるで節操がありません。我ながら恥ずかしい。もちろん、夢の中のことだけですよ。普段は、想像したり、考えたりもしないことが、夢の中で、わたしを切ない気持ちにさせるのです。  それは、夢の中だけではなく、実際に私の目を濡らします。そして、嗚咽しながら夜中に目を覚まします。  いろいろなシチュエーションで泣かされますが、毎月のことなので、「あ~あ、また来たな、この日が」という感じで、朝起きたら、すっきりした気持ちにさえなります。

 ところが、きのうの夢には、ちょっと驚きました。  大好きな人に切ない気持ちにされると、夢の中のわたしは、ただシクシクと泣くだけで、言葉を発することはなかったのです。  それが、きのうの夢では、必死に切ない気持ちを大好きな人に言葉にして伝えているのです。それも、英語で。驚くほど、流暢でした。実際のわたしには、そんなスキルはありません。びっくりしました。嗚咽しながら、目を覚まし、今夢の中で言った言葉を書き留めておこうと思って、枕もとのスマートフォンに手を伸ばしました。  そこまでは、覚えているのです。  朝起きて、スマートフォンを見ましたが、何も残されていませんでした。  悲しいことに、あんなに必死に英語を使って、気持ちを伝えようとした大好きな人が誰だったのかも思い出せません。  覚えているのは、夢の中で、わたしは英語を流暢に話したということだけです。  もしかして、わたしの中に、英語を話す能力が眠っているのだろうか。なんてねえ。話せたらいいなあって気持ちが、夢の中で実現しただけですね。  次の夢では、何語を話すのかなあ。また、シクシク泣くだけなのかなあ。